2024年5月9日
肌を育てる『スネコス注射』でエイジングケア
スネコスは、6種のアミノ酸と加工する前のヒアルロン酸で構成されたイタリア製のエイジングケア注射です。
従来のヒアルロン酸は、形成力が高く皮膚を持ち上げてボリュームを出すほか部分的なパーツの形成にも向いています。
一方のスネコスは肌細胞自体を再生する働きがあり、肌を育てる『肌育注射』とも言われています。加工していない状態のヒアルロン酸(非架橋ヒアルロン酸)を使用し、サラサラしているため、自然な仕上がりになるのが特徴です。
今回は肌再生によってさまざまな美肌効果をもたらすスネコス注射の作用や効果を解説します。目元のシワやたるみなどエイジングケアにお悩みの方には注目の施術です。
肌を育てる『スネコス注射』でエイジングケア - 目次
スネコス注射とは
「スネコス(SUNEKOS🄬」は、非架橋(ひかきょう)ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を特許比率で配合し、コラーゲンやエラスチンの生成を促がすエイジングケア注射です。
真皮の細胞外マトリクスを再生させて肌組織を回復する新しいアプローチにより、肌に自然なボリュームをもたらし、弾力やハリに満ちた肌をつくります。細胞外マトリクスは、繊維芽細胞を取り囲んで立体的な構造に作り上げている部分です。繊維芽細胞を直接刺激して、肌組織の再生やダメージの修復をおこないます。
新しいアプローチ
従来の肌再生治療は、肌に細かな傷をつけて創傷治癒能力によって肌の弾力成分を増やす方法です。一方、スネコスのエイジングケアは細胞を刺激して活発な働きをサポートする栄養を与えることで、より自然な形で再生を促します。スネコス注射による効果は長く、持続期間は半年以上です。
スネコス製剤の特徴
ヒアルロン酸には繊維芽細胞を刺激して、肌の再生を促す効果があります。スネコスの非架橋(ひかきょう)ヒアルロン酸は、体内で分解されにくい架橋を配合していないヒアルロン酸です。粘度が低く、皮内に注入しても目立ちにくいです。また、純度が高く、副作用が少ないうえに肌内側にたっぷりの水分を抱え込んで肌内側の潤いをしっかりキープします。
非架橋ヒアルロン酸に6種類(グリシン、Lープロリン、Lーリジン、Lーアラニン、Lーロイシン)のアミノ酸を特殊な比率で加えることで国際特許を取得しています。細胞を刺激して栄養を与えることで肌の再生力を高め、目元のたるみやシワなど加齢によって生じるお悩みの改善に効果的です。
スネコスの種類
スネコスには「スネコス200」と「スネコス1200」の2種類があり、お悩みや目的によって選択します。大きな違いは、配合されているヒアルロン酸の分子の大きさです。特徴によって症状やお悩みに合わせて適切な種類を選ぶことで、効果を早い段階から感じやすく長持ちもします。
スネコス200
スネコス200には分子細かい非架橋ヒアルロン酸が用いられていて、主に目の下のクマや目の周りの小ジワなどの治療に特化しています。サリアクリニックでもクマ治療や目元のシワ改善に用いています。
スネコス1200
スネコス1200には中分子の非架橋ヒアルロン酸が用いられていて、200と比べてボリュームを出しやすい製剤です。目の下のくぼみやたるみの改善だけでなく、ほうれい線や頬のたるみなど目元以外のリフトアップにも用いられます。
スネコスの効果
スネコスは線維芽細胞コラーゲンやエラスチンの再生を促進させる効果があり、老化によるさまざまなお悩みを改善します。少なくとも半年以上は効果が長持ちします。顔全体に施術できますが、とくに、目の下のクマや目元のシワやたるみの改善が得意です。ほかにも首や手の甲などにも施術できます。
目元や口元のシワ改善
スネコス注射には抗シワ効果があります。皮膚の薄い目元や口元は乾燥しやすく、ちりめんジワや小ジワができやすい部位です。薄い皮膚に一般的なヒアルロン酸を注入すると、ヒアルロン酸が透けて見えたりデコボコして見えますが、スネコスは注入後も肌表面のボコボコが出にくくなめらかに仕上がります。
目の下のクマ改善
青クマは目元の皮膚の厚みが減って血管が透けて見えている状態です。加齢により肌の再生力が衰えてくると、コラーゲンの量が減って皮膚のボリュームがなくなり目の下にクマが生じます。スネコス注射の1ヶ月経過したころからコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が増え始め、目元にふっくら厚みがでてきて青クマも自然となくなります。
また、目の下のくぼみやたるみによる影は、黒クマができる原因です。スネコス注射で真皮のコラーゲンやエラスチンの合成が促がされて肌にボリュームが出てくると、目の下のたるみを引き上げ、くぼんだ部分を下から持ち上げます。たるみやくぼみによる影がうすくなって、目の下のクマも自然と目立たなくなります。
ハリ・キメ・ツヤのある肌に
スネコスには美肌効果があり、目元以外に額や頬、口元や首にも施術できます。初回施術から10~14日程度で肌にうるおいを感じるようになり、キメが整った健康的な状態へと近づいていき肌質を改善します。回数を重ねるごとに肌全体にハリやツヤがでて、ボリュームが出てくると毛穴の開きや目元のシワ改善なども可能です。
スネコス注射のデメリット
スネコス注射は肌年齢を感じている方の強い味方ですが、効果の出方に特徴があり、デメリットを感じることがあります。
効果を実感できるのは施術から1ヶ月後
スネコスは一般的なヒアルロン酸注射と異なり、施術直後に効果がでる施術ではありません。ヒアルロン酸注入は肌の弾力成分を物理的に補う方法ですが、スネコスは皮内の複数箇所に注射していき、真皮層で肌再生が促進されるのを待つ施術です。肌再生による効果を感じるまで、最低でも1ヶ月程度かかります。
回数や量が少ないと効果を感じにくい
スネコスは、肌の状態や悩みの程度に合わせて適切な量を注入することで、しっかりとした効果につながります。個人差は多少ありますが、目元への施術であれば左右合わせて3㏄程度用いるのが一般的です。また、たった1度の施術では十分な効果を実感しにくく、3回セットで施術すると肌への効果を感じやすくなります。
長持ちさせるには適切な頻度と正確な注入が必要
スネコス注射は、回数だけでなく施術の頻度も守ることで効果が長持ちします。目の周りに注入する場合は、2週間に1回のペースで3~4回施術を受けるのがおすすめです。推奨回数を集中して施術できた後は、半年に1回を目安にメンテナンスとして施術を受けることで、若々しい目元を維持できます。
スネコスとリジュランの違い
スネコスの作用や効果が分かってくると、肌の再生を促す注入剤「リジュラン」と何が違うのか気になってくる方もいるでしょう。リジュランはサーモン注射とも呼ばれ、サーモンから抽出した「ポリヌクレオチド」が主成分です。目の下の小ジワ改善に効果的な治療ですが、スネコスはリジュランよりも深いシワの改善ができます。
サリアのスネコス注射で衰えた肌に若々しさを!
肌の再生は線維芽細胞のある真皮層で行われているため、スネコスを真皮層の深さに注入する必要があります。皮膚の厚みによって深さが異なるため、サリアクリニックではスネコス注射の経験が豊富な医師が正確な深さに注入します。スネコス注射の前には麻酔クリームを塗って、注入時の痛みを和らげますのでご安心ください。
加齢によって肌の再生力はどうしても衰え、目元のハリが低下し目の下にクマやたるみ、シワができます。スネコスを注射することで、肌の再生が促がされて明るく若々しい印象に近づけます。サリアクリニックでは目元や額には3回コース、お顔全体や首には4回コースもご用意しており、効果の持続期間も9ヶ月程度と長いのも特徴です。肌のボリュームやハリ感、潤いをしっかり実感してください。