ニキビができる原因と種類ごとの有効な施術｜脱毛・ハイフ・ヒアルロン酸・ボトックスをはじめとした美容コラム ｜愛知県豊田市のサリアクリニック｜美容整形（美容外科・美容皮膚科・医療レーザー脱毛・女性の薄毛・し…

ターンオーバーの乱れによって毛穴まわりの角層が剥がれ落ちずに厚くなり、毛穴の出口に栓をした状態になります。

元々、脂性肌の方もいらっしゃいますが、ストレスや食生活の乱れなどによって、ホルモン分泌が異常になり、皮脂腺からの皮脂分泌が増えます。

アクネ菌は常在菌の一種で、本来であればだれでも持っている菌なのですが、毛穴に皮脂が溜まった状態で増殖すると、増えすぎたアクネ菌に対抗しようと免疫機能が働き、炎症を引き起こし、ニキビになります。

ニキビの初期段階。毛穴が詰まり、そこに皮脂が溜まって古くなった状態。外側から見ると、薄い皮膜に覆われた発疹が透明または白に見える。

白ニキビが進行すると、白っぽく見えていた発疹部分が少し盛り上がり、毛穴が開いて、空気に触れることで酸化して黒っぽく変色する。

黒ニキビがさらに進行すると、毛穴に詰まった皮脂に雑菌や最近が繁殖し、それに対抗しようと免疫機能が働くことで炎症を起こしてニキビができたところの周りが赤くなったり、腫れたりする。

炎症を起こした赤ニキビが化膿して膿が溜まった状態。黄色い膿は、白血球が細菌と戦った名残です。黄ニキビは皮膚の深部にまで達しているので、色素沈着やクレーター状のニキビ跡として残る可能性があります。

白ニキビや黒ニキビは、まだ皮膚の炎症が起こる前の段階です。炎症を起こしていないので、基本的には薬を使う必要はなく、普段の生活の中で洗顔を正しく行って肌を清潔に保ったり、食生活を見直して皮脂の過剰分泌を抑えたりすることで症状の悪化を防ぐことができます。

また、白・黒ニキビの治療には、ターンオーバーの乱れで剥がれ落ちずに残ってしまった余分な角質をまずは取り除くことが大切です。その方法としては、サリチル酸を使って角質を取り除くケミカルピーリングや水流を使って角質を取り除くハイドラフェイシャルがあります。

なかでも、敏感肌の方や肌に酸性の薬剤を塗ることに抵抗があるという方には、ハイドラフェイシャルもおすすめです。ハイドラフェイシャルは薬剤ではなく、水流を使って肌表面の余分な皮脂や角質を取り除くものです。薬剤を使わないため、肌への負担が少なく、施術後に乾燥や肌トラブルが起こりにくいのがポイントです。

ハイドラフェイシャルでは毛穴の奥まできれいにすることができるため、肌表面にできた初期のニキビ症状を改善するだけでなく、新たなニキビができるのも防ぐことができます。ただし、炎症を起こすなど、すでに症状が進行してしまった赤・黄ニキビに施術すると、さらに症状を悪化させる危険があるので、あくまで初期の白・黒ニキビまでに施術は留めておきましょう。

ケミカルピーリングやハイドラフェイシャルで余分な角質や皮脂や汚れを取り除いたら、皮脂分泌を抑制し、肌荒れを改善する成分を肌の奥に届けるイオン導入やケアシスS（エレクトロポレーション）でニキビ症状を抑えたり、そもそもニキビができにくい肌に整えておきましょう。

角質を取り除いた肌は、有効成分が浸透しやすく、高い効果を発揮してくれます。特に、ケアシスS（エレクトロポレーション）は特殊な電気刺激を与えることで細胞膜にごく小さな孔を開け、イオン導入や超音波導入では難しかった親水成分や高分子成分を高分子のまま肌の奥深くの真皮層下まで届けることができます。浸透力はイオン導入の約20倍ということからもわかるように、より効果的な治療ができます。

ニキビの症状が進行し、炎症を起こした赤ニキビやさらに悪化した黄ニキビになると、その後ニキビ跡が残る可能性が出てきます。そんな時の施術のひとつとして有効なのが、注射や点滴で血管に直接有効成分を入れる方法です。内服薬では、胃腸の調子などによって吸収される度合いが変わってきますが、注射や点滴であれば、より効果的に有効成分を体に届けることができます。

ニキビ注射や点滴としては、細胞の再生やエネルギー代謝を促進するビタミン類や様々な有効成分を施術される方に合わせて配合することができます。そうすることで、ニキビの炎症を抑えたり、できてしまったニキビ跡の色素沈着や凹凸を改善するようなビタミンなどを直接体内に届けることができます。

また、医療用スキンケアラインの「ゼオスキンヘルス」を使うことで、配合成分のトレチノインが表皮のターンオーバーを促進し、ニキビ症状の改善を促します。また、滞っていたターンオーバーが促されることで、その後もニキビができにくい肌質改善も期待できます。